2017/03/27
昔の家の廊下や縁側にあった、籐の椅子やマガジンラック。
’80年代に入り、インテリアデザインの変化と共に姿を消しましたが、見直されてきています。
これからの季節、涼し気なひとり暮しを演出するのに、籐(ラタン)を取り入れてみてはいががでしょうか。
籐(ラタン)って?
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籐(ラタン)は、東南アジアを中心に自生するヤシ科の植物です。
200種類以上あり、繊維がしなやかで、数ある植物の中でも生命力があり通気性吸湿性に富んでいる事から加工しやすい植物として知られています。
細かいものはカゴを作るのに利用され、太い繊維をもつものは、家具作りに利用されます。
日本で家具作りに使用されているラタンは、セガと呼ばれる通気性通気性に優れた種類です。
家具作りのオートメーション化が進んだ現在でも、ラタンは今も職人の手により一つ一つ手作りされている数少ない手工業のものです。
天然素材であるが故に、自宅に置いておいても、夏は湿気を吸着する働きをしますし、軽く頑丈なのが特徴です。
最初に買うのは小物から
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まず小物のインテリアにラタンを1つ取り入れたいというのであれば、お部屋の邪魔にならない様なかわいい形のバスケットをお勧めします。
写真の様なハート型のバスケットは、お部屋のコーナーに置く事も出来ますし、お手洗いであれば、トイレットペーパーが6つ入る設計になっているので便利です。
蓋がついているので、ボディローションや化粧水を入れるのもいいでしょう。
通勤鞄を頻繁に変える人であれば、この中に一式入れるようにするというアイデアもあります。
小物を入れるラタンの箱を使い慣れたら、次は台所や洗濯機の横に置くタオル入れや、サイドテーブルをラタンにするといいでしょう。
軽く丈夫なラタンのサイドテーブルは、収納力も抜群で、見た目もオシャレです。
憧れの椅子は最後に
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収納ボックスや、サイドテーブルなどが揃ってきたら、次に揃えるべきは椅子です。
椅子は、部屋のインテリアのバランスを考えて最後に購入する様にしましょう。
椅子を購入した後は、クッション、壁紙、カーテンなどのコーディネートも、やってみるとラタンの椅子が引き立ちます。
ここ十年、大手フランチャイズコーヒー店でも見かけるようになったラタンのインテリア。
お手軽な価格で手に入る様になったので、夏に入る前に手に取ってみられることをお勧めします。