2017/03/27
みなさんは、どのようなお部屋にお住まいでしょうか。
マンション、アパート、一軒家、どのような形態の住まいであっても、必ずあるのが窓と戸です。鉄筋コンクリートのマンションなどにお住まいならば、玄関から部屋の中を覗かれる気遣いはほとんどないと思います。
しかし、昔ながらの引き戸のある一戸建てや、ヨーロッパスタイルのおしゃれな飾扉などには、大きな窓があることも少なくありません。
また、アパートなどで築年数の経っている場合「なぜこんなところに窓があるのだろう」と思ってしまうような、中の様子が外から丸わかりの窓なども存在しがちです。
そんなときに格好の目隠しになるもの、それが「テキスタイル」です。ちなみに、テキスタイルとは織物や布地、染物、編物などのことです。
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取り付けは女性でも簡単、楽ちん
テキスタイルは雑貨屋さんで売られていることが多いです。ほかに、手芸用品店や生地屋さんで気に入った柄や素材のものを必要な分だけ購入するのも良いでしょう。
サイズを測って買いに行っても良いですし、少し大きめのものを買って裁断し、少ない面積の物は壁や取っ手の装飾に使っても良いでしょう。
取り付けは、薄い生地のものなら画びょうで留めるだけで十分です。真ん中に切れ込みを入れて、同じ生地の細いヒモを端に縫い付けておけば、カーテンのように開けてそれぞれを片方に寄せておくこともできます。
また、壁に多少穴を開けてもかまわなければ、木ネジで飾りのあるフックを取り付けましょう。そこに竹でできた棒を渡し、ホームセンターなどで適当な輪っかを買ってきて通せば、単純なカーテンレールになります。
竹の棒は、アジアンティストにも、アフリカンティストにも、ラテンアメリカンティストにも合います。フックのティストをテキスタイルに合わせれば完璧ですね。
テキスタイルの方は天辺の所々にヒモを縫い付けて、輪っかに通して結びましょう。そうすれば、手作りカーテンの完成です。あらかじめそういったものを買ってくるのも良いですね。
北欧チックなものやロシア風の雰囲気を出したいときには、流木を強力な両面テープで壁に留め、テキスタイルに縫い付けたヒモで結びつければかっこよくキマります。
模様替えも思いのまま
テキスタイルが便利なのは、模様替えを簡単に楽しめるからということもあります。他の家具やインテリアに合わせて、また気分に合わせて、布を掛け替えれば自在にお部屋のイメージチェンジができます。
いくつも用意すれば洗い替えになりますし、月ごと、季節ごとに柄を変えるのも楽しいですね。
しかも、窓だけでなく壁にかければ絵画の代わりに楽しめます。大きめのテキスタイルであれば、壁を日焼けや煙草のヤニから守ることもできるでしょう。
見直されている和テイスト
古民家の人気再燃に伴い、見直されているのが和テイストのインテリアです。磨き抜かれて黒光りのする床や柱に、漆喰の白い壁。そこに映えるのは、やはりのれんだと思います。
先日、知り合いのお宅にお邪魔したところ、お手洗いに通じる鴨居のところに、紺地に大きく白で「福」と染め抜いたのれんが掲げられていました。
幅は鴨居いっぱい、丈はスネから下が見えるくらいまで長く、洗面台や洗濯機なども置かれているであろうそこはすっかり隠れて床しか見えませんでしたが、部屋を風が渡るとのれんがそよいでとても涼しげでした。
また、竹久夢二伊香保記念館に遊びに出かけた際、素敵なのれんを見つけました。こんなのが家にあったらいいなと思いつつ、その日は他にも欲しいグッズがあって断念しましたが、そのうちのいくつかはウェブショップでも購入できるようです。
もちろん夢二でなくても、好きな作家さんの作品でのれんを見つけたら飾ってみると良いでしょう。テキスタイル同様、壁掛けにすれば模様替えも楽しめます。