2017/03/27
最近、めっきり暑くなってきましたね。でも、冷房ばかりに頼るのは考えものです。
少しでも夏を快適に過ごしたい。そんなあなたにぜひおすすめしたいのが、「風鈴」の活用です。
sponsored link
風鈴の良さ
風鈴は、もともとはお寺の軒下に吊るされていた「風鐸(ふうたく)」がその原型であるようです。風鐸は青銅製で、その音がする範囲は魔物が近寄れない聖域とされていました。
それが時代が流れるに従って、「涼」を楽しむためのものに変わって言ったようです。よく知られているガラスの風鈴は、江戸時代にオランダから透明なガラスの制作技術が伝えられて登場したと言います。
風鈴の良さは、なんといってもその音でわたしたちを涼しい気持ちにさせてくれることです。とってもエコロジーですよね。
しかも、楽しませてくれるのは耳だけではないのです。風鈴というのは見た目も涼やかにできているので、それが揺れているのを見る瞬間、汗がすっと引く気がします。
冷房を効かせると、外気はますます上昇します。結局、一時的に涼しく過ごすことで自分の首を絞めることになるわけです。しかし風鈴は、環境を左右しないのです。
風鈴の効果的な使い方
「そんなこと言ったって、風鈴で暑さがしのげるはずはないだろう」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。やはり、効果的な使い方を知っておいていただきたいと思います。
風鈴は軒下や窓際に吊るす方が多いと思います。もちろんそれで良いのですが、さらに風鈴を楽しむためには、風の通り道に風鈴を置きましょう。
まず、朝や夕方の涼しい時間に窓を開けます。そのとき、家じゅうの窓を少しづつ開けるようにしましょう。
そして、部屋の戸も少しずつ開け放ちます。引き戸なら、両端を10cmずつ開けると良いでしょう。このとき、風が流れてゆく道を作ることを意識してください。風の通り道を作ると、良い風が入ってきます。
そして、その通り道のどこかに風鈴を吊るしてみてください。
風が流れて良い音が聞こえると、本当に嬉しくなります。それが他では味わえない充実感や心地よさを教えてくれるので、窓を開けるのが楽しみになるでしょう。
一人暮らしだとなかなか難しいですが、1日のうちに窓を開ける機会を数回設けることで少なからずエコになりますし、カビなどの発生を防ぐ効果もあります。冷房と自然風をうまく組み合わせて、快適に過ごしたいですね。
風鈴の種類
風鈴にはいくつか種類があります。いちばんポピュラーなのがガラス製の風鈴です。模様や大きさによって雰囲気が変わりますので、お好みに合わせて選んでくださいね。
最近静かなブームが続いているのが、鉄製の風鈴です。鉄器の風鈴はガラスとはまた異なる、高い音がします。そしてそれが何とも言えず、涼やかなのです。
今年は風鈴で、新しい夏を過ごしてみませんか。